第24章マーカス

「よし、じゃあまずはお花を入れる花器を選ぼうか」作業室の中を行き来しながら、ヴィッキーが言う。彼女は花瓶や鉢をいくつも引っぱり出して並べた。「どうする、ちいさなお花ちゃん?」

ローズは容器のあれこれを真剣に見比べる。やがて、背の低い鉢みたいな花器を指さした。色はターコイズブルーで、縁のあたりが淡いベージュになっている。

「いい選択ね」ヴィッキーはそう言いながら、ほかの花器をしまっていく。「これならお水もちゃんと保てる。ママが病院にいるなら、長持ちして、きれいなままでいてくれるお花がいいでしょう?」そう言うと、ヴィッキーは緑色の泡状のブロックを取り出した。

「それ、なあに?」ローズは目を輝...

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