第37章マーカス

クラークとデヴィンにカリクスと間違えられたこと自体は笑い話だ。だが、この会話における楽しさはそこまでで終わった。今日はこんなふうに進むはずじゃなかった。どうして俺たちは、ほんの少しの休息すら手に入れられないんだ?

「もう一度言ってみろ」俺は唸る。アジズも同じように唸った。

「我々はお前たちの群れを奪いに来たわけではない」ハロルドが言い、デヴィンへ鋭い視線を投げた。

「たださ、子犬どもにはこの広さの縄張りは扱いきれないんじゃないかって言ってるだけだ。父親だって無理だったしな」デヴィンは薄笑いを浮かべる。よく言う。こいつ、俺たちより数歳上なだけじゃないか。

「子犬が誰か、教えてやる」俺は唸...

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