第86話アマリー

ベッドで朝食をとったあとも、私たちはそのままベッドでだらだらと過ごした。ローズは私たちそれぞれに順番にすり寄って甘え、ひとしきり抱きつくと、くるりと向きを変えてもう一方の親のほうへ移っていく。その合間に、双子と私は昨夜のことを話した。

自分でも過敏すぎて皮肉屋になっている気がする。けれど昨夜は、多くの人がどこか薄っぺらく見えた。

「愛しい人、君がひどい目に遭ったことは誰も否定していない」カルがそう切り出し、私を引き寄せる。ローズはいまマークの腕の中で丸くなっていた。「でも、あの人たちにも猶予を与えなきゃ」

「どこまで根が深いのか、まだ探ってるところだ」マークはため息をつき、ローズの巻き毛...

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