チャプター 11

レオ視点

頭蓋骨に直接釘を打ち込まれているかのような、ガンガンと痛む頭痛で目が覚めた。シャドウは一晩中、まったく容赦がなかった。まるで檻に閉じ込められた獣のように頭の中で吠え猛り、暴れ回り、意図的に俺の睡眠を妨害し続けたのだ。

「クソッ、いい加減にしろ!」寝不足でしゃがれた声で、誰もいない部屋に向かって唸った。来ることのない安らぎを求め、目の前に火花が散るまで手のひらの付け根を強く目に押し付けた。

『やれるもんならな』シャドウが嘲る。その精神の声は侮蔑に満ちていた。『それよりも、臆病者でいるのをやめて、お前が逃げているものと向き合ったらどうだ?』

「あいつはローグだ」俺は呟きながら布団...

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