第154章

第百五十四章

レオ視点

リナが姿を消してから、一世紀が過ぎたかのように感じられた。息をするたびに胸が痛み、一秒一秒が永遠に引き延ばされる、知ることのできない地獄。そんな個人的な地獄に生きていた。

彼女が生きているのか、分からない。拷問を受けているのではないか、分からない。もう二度と彼女の顔を見たり、声を聞いたり、絆を通してその存在を感じたりすることができないのではないか、分からない。その絆も今やあまりに微かで、それが本物なのか、それとも幻の感覚にしがみつく俺の必死の妄想なのかさえ、判別がつかなかった。

番いの絆。月の女神よ、このクソみたいな番いの絆。

それが、俺が完全に正気を失うのを...

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