第十五章

第百五十五章

レオ視点

もうあのオフィスにはいられなかった。行き止まりと死体しか生まない、ピンだらけの忌々しい地図をこれ以上見つめてはいられなかった。体の細胞すべてが、俺の番がどこかで苦しんでいると叫んでいるのに、俺はここに役立たずのクズみたいに座っているだけ。そんな状況で、平静を装い続けることなんてできなかった。

だから俺たちの部屋――いや、彼女がいない今となっては俺たちのものではなく、の部屋か――に戻り、この苦痛を麻痺させてくれる唯一のものに手を伸ばした。

ウイスキーのボトルは、今や旧友のように感じられた。すべてを悪化させるだけのクソみたいな友人だが、少なくとも痛みの輪...

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