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レオ視点

気温が下がるにつれて、焚き火パーティーは自然な流れで即席の映画鑑賞会へと移行し、誰もが暖炉の温もりを求めてリビングルームへと吸い寄せられていった。当然のようにエイミーが映画選びの指揮を執り、「完璧な夜の完璧な締めくくり」には良質なホラー映画以外ありえないと高らかに宣言する。

「クラシックな作品がいいわね」彼女は聖なる使命を帯びた者のような決意で、俺たちのコレクションを物色しながら告げた。「最近の安っぽい、ただ驚かせるだけの映画じゃなくて、本物のサイコホラーよ」

「お願いだから、悪夢を見るようなのは選ばないでよ」ソファからソフィアが声を上げる。そこではすでにマーカスが人間...

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