チャプター 45

レオ視点

部屋にはまだ、俺たちが交わった後の匂いが濃く立ち込めていた。その中で俺は、リナの体温が下がっていないことに気づいた。彼女の肌は俺の肌に触れるとまだ熱く、熱に浮かされたように汗でぬるりとしていた。俺のザーメンで彼女の中を満たしたばかりだというのに、その身体は欲求に震え、ベッドの上で落ち着きなく身じろぎするたびに、小さな喘ぎ声が唇から漏れた。

「くそっ」俺は悪態をつき、髪をかきむしった。

『我らの番が……俺たちを必要としている』心の中でシャドウが不安げに歩き回りながら唸った。『まだ苦しんでいるぞ』

俺はリナの額にキスを落とし、肌の塩辛さを味わった。「すぐに戻るよ、ベイビー。体を冷...

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