第七十一章

リナ視点

朝の空気は冷たく澄んでいて、訓練場へ向かう私の胃は、興奮と恐怖がないまぜになってきりきりと痛んだ。アルファ・アンドリューが私の戦士育成プログラム入りを正式に発表してから、丸一日が過ぎていた。いざ最初の公式な訓練を前にして、足取りは一歩ごとに重くなっていった。

もし受け入れてもらえなかったら? その考えが、しつこい頭痛のように頭の中でガンガンと響く。もし私が元奴隷だったことを知っていたら? レオと私の関係を聞きつけて、私がただ社会的な地位を上げようとしている日和見主義者だと思われていたら?

スノーが私の心の中で落ち着きなく動いた。『考えすぎよ、リナ。あなたはここにいるべき存在なの...

ログインして続きを読む