第178話

リリス視点

リアムに先導され、ローズがアシュフォード家の小道を進んでいくのを見ながら、私は疲労困憊で重くなった体から深い溜め息を吐き出した。体中の節々が休息を悲鳴を上げて求めている。ベッドがあれば最高だけど、正直なところ、ソファでも文句は言わない。けれど、彼らがたった一つのことしか考えていないのは、疑いようのない事実だった。

長い間満たされていなかった私の一部は、次に何が来ようとも準備万端でやる気満々だ。しかし、まだ自己防衛本能にしがみついている理性的な私の一部は、明日までお預けにするべきだと囁いている。

この二十四時間で起きたことすべてを処理するのは、私には不可能だった。これらすべてが...

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