第222話

ローガン視点

ベッドに横たわり、俺は天井を見つめていた。眠気は完全にどこかへ消え失せている。過去二晩、愛しい彼女を抱きしめて過ごした後だ。俺の狼が、彼女なしで休ませてくれるわけがない。もっとも、俺自身もそうしたいわけではなかったが。

ファングはずっと落ち着きがなく、彼女を寝室のドアの前で残した瞬間から、俺の頭の中でクンクンと鳴いたり歩き回ったりしている。苦しんでいるのは彼だけじゃない。彼女の温もり、香り、俺の体に吸い付くような柔らかい体の感触がないこと――すべてが睡眠を不可能にしていた。永遠にも思えるほど寝返りを打ち続けた末、ついに観念してパックリンクを通じてリアムに呼びかけた。

「よ...

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