第312話

リアム視点

ローガンは言葉ではなく、俺たちの絆を通して鮮明なイメージを直接俺の頭に送り込んできた。俺は迷わず彼女を抱き上げ、寝室へと運んだ。彼の計画はただ魅力的なだけじゃない。彼女と出会った瞬間から、俺たち二人が密かに待ち望んでいたことだった。それでも、俺たちは待った。彼女が本当に準備ができるまで。

ベッドの足元で、俺はそっと彼女を下ろした。ローガンは彼女の数歩前に陣取り、その瞳には強い意志の炎が燃えていた。一方、俺は彼女の後ろに立った――吐息が彼女の耳を掠めるほどの至近距離に。

その感覚に彼女の体が震える。その反応はいつだって俺を興奮させてやまない。

「俺たち両方が欲しいって言ったよ...

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