第8章

心電図モニターの規則的な電子音が、まるで命の残り時間を刻むメトロノームのように響く。その一つひとつの無機質な音が、私がまだ辛うじて生きているという事実を告げていた。集中治療室の無機質な蛍光灯は目を開けていることさえ拒むほど眩しく、肩の銃創からは引き裂かれるような激痛の波が絶えず押し寄せてくる。

剛臣が部屋に飛び込んできた瞬間、私は今まで見たことのない彼の姿を目にした。乱れた髪、シャツに滲む生々しい血痕、そして恐怖と罪悪感に染まった瞳。そのやつれ果てた姿を見ていると、彼が本当に私を心配しているのではないかと錯覚しそうになるほどだった。

「ああ、真琴……。俺が守ってやるべきだった」彼は...

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