第27章 お姉ちゃんの代わりに彼女の世話をする?

北条千雪は、手首に巻きついたベルトを噛み切るのに、ずいぶん力を使った。

一晩中縛られたうえ、昨夜はあまりに激しかったせいで、手首にはくっきり二本、青紫の痕が残っている。

更衣室で着替えを済ませると、彼女はタクシーを拾って家へ戻った。

浴槽に身を沈め、肌が擦りむけるまで、何度も何度も身体をこすった。そうしないと、落ち着かなかった。

着替えて出社すると、木下香織が満面の笑みで迎えた。

「千雪、よくやってくれたわ。鷹司グループのほう、企画にOKが出た。これで次の段階に進めるわね」

北条千雪は一拍遅れて、ようやく言葉の意味を飲み込んだ。鷹司京介は、言ったことを本当にやり遂げたのだ。

た...

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