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恐怖と不安が溶け去り、説明のつかない深い魅惑へと変わっていく。ウェイクには何かがある。人を引き寄せる、原初的で磁力のような何かが。私は無意識のうちに彼の方へと這い寄り、岩肌に膝を押し付けながら、手を伸ばして彼の顔を包み込んだ。

彼は身を硬くし、疑わしげに目を細めた。「何を――」

「シーッ」私は彼の言葉を遮って囁く。「お願い、ウェイク。怒ってるのはわかってる。私だってそう。それに怖くて、混乱してる。今の私には、あなたしかいないの。お願い」声が懇願するような響きを帯びる。「あなたのことを知らせて」

彼は一瞬、ただ私を見つめ返し、信じていいのか見極めようとするかのように私の視線を探った。やがて...

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