第18章

「あの子たちがプレゼントをくれるのは、あなたのことが好きだからよ」

「もちろん分かってるよ。それらを安っぽいとは思ってないの。ただ、私が彼女たちの好きなものに合わせるのは大丈夫だけど、私が好きなものを分かち合おうとすると、受け入れてくれないの」

この言葉を聞いて、林田知意は思わず眉をひそめた。もしかして自由はこの転校生として、クラスで不公平な扱いを受けているのだろうか?

「どんなものをお友達と分かち合ったの?」

自分の趣味の話になると、自由はすぐに目を輝かせ、とても嬉しそうに自分のカバンから小さなものを取り出した。

「じゃじゃーん!」

自由は林田知意にサプライズを見せるように、物...

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