第38章

高橋契は頷いた。

「はい、佐藤社長。すぐに手配します」

園長はこの言葉を聞いて、すぐに慌てふためいた。

「この件は私とは何の関係もありませんよ。副園長が間違ったことをしたからといって、なぜ私が罰せられなければならないのですか?私たちの学校も被害者なんです!」

佐藤聡が何か言う前に、林田知意が前に出て冷たい口調で言った。

「あなたは加担していなかったとでも言うつもりですか?副園長と彼女の息子がこの学校でこんなことをしていたのはもう長い間でしょう?これはあなたが見て見ぬふりをしていた結果じゃないですか?今になって関係ないなんて、よくそんなことが言えますね」

「でも、私たちは間違いを認...

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