第165章 嫉妬したって?

翌日の早朝。

千葉グループ本社。

守谷栄が千葉清美を訪ねてきた。

受付からの連絡を受けると、千葉清美はわざわざ一階まで降りていき、自ら守谷栄を出迎えて上の階へと案内した。

社長室にて、千葉清美は心配そうに守谷栄の顔を覗き込む。

「栄さん、どうされたんですか? 一晩お会いしなかっただけなのに、そんなに浮かない顔をされて……何かあったんですか」

千葉清美は彼のために淹れたコーヒーを差し出した。

守谷栄は懐から一枚の写真を取り出し、千葉清美に手渡す。

「この男を知っているかい?」

千葉清美は写真を受け取り、目を丸くした。

「すごくハンサムな方ですね! 以前、テレビでお見かけした...

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