第189章 どう感じている?

千葉清美は椅子を引き寄せ、マークスの正面に腰を下ろした。

「マークス。中村颯太のこと、どう思ってるの?」

浮かべていた笑みを、マークスはふっと消した。

彼は椅子を回し、清美に横顔を向ける。

「分からない。本当に、分からないんだ」

マークスは前屈みになり、頭を抱え込んだ。

千葉清美は立ち上がり、彼のそばへと歩み寄る。

彼を優しく抱きすくめ、背中をポンポンと撫でてやる。

マークスもまた、彼女の腰に腕を回した。

「元カレのこと、一生忘れられないと思ってた。長い間一緒にいて、思い出もたくさんあったから。でも、彼は僕を深く傷つけた。もう二度と愛なんて信じないって思ったよ。この世界は、...

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