第227章 三人旅

千葉清美は急ぎ足で遊園地へと足を踏み入れた。

ゲートの前に立つ福江良平の二人のボディーガードは、彼女が駆け込んでいくのをただ見送るしかなかった。

「ボスが貸し切ったはずだよな? なんで入っていくんだ?」

「見なかったのか? 千葉清美だぞ」

「ああ。なら、ボスも追い出すような真似はしないだろう」

「むしろ喜ぶかもしれないな」

千葉清美が園内に駆け込んだ時、ちょうど咲花と綸ちゃんが手をつないで石造りの城に入ろうとしているところだった。

「咲花! 綸ちゃん!」

彼女が声を張り上げると、二人は同時に振り返り、駆け寄ってきた。

「ママ、早く一緒に城を探検しようよ! 絶対面白いから!」...

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