第237章 禁錮

雫は五代の言葉を聞いて、嬉しそうに頷いた。

「うん」

彼女はその巨大なすべり台へと歩いていった。

五代は公園の入り口にあるベンチに座って彼女を待つことにした。

待っている間、五代はこの見知らぬ住宅街を見渡した。

立ち並ぶヴィラの合間には多くの草花や樹木が植えられており、景観を美しく彩ると同時に、自然の目隠しとしての役割も果たしている。

あっという間に、五分が経過した。

五代は立ち上がり、巨大なすべり台へと向かった。

彼女は声をかけた。

「雫お嬢様、そろそろ帰りますよ」

返事はない。

五代は声を張り上げ、もう一度呼んだ。

それでも、何の反応もなかった。

五代は一瞬にし...

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