第246章 ずっと愛している

千葉清美はビクッと体をすくませて後ずさろうとしたが、あいにく車内では逃げ場などどこにもなかった。

彼女は信じられないといった様子で周囲を見回した。

「どうして、わたしがあなたの車に乗っているんですか?」

そして、福江良平に視線を向ける。

「わたしを誘拐したんですか?」

彼は呆れたように白目を剥いた。

「お前を誰に売るって言うんだ」

「じゃあ、わたしはどうやってここへ? 気絶でもさせたんですか?」

彼は再び呆れた顔をした。

「呼んでも起きない奴を、わざわざ気絶させる必要があるか」

「なら、わたしの許可もなしにここへ連れてきたんですか?」

福江良平は不意に体をよじり、彼女と...

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