第249章 真相を知る

やはり福江良平は、ずっと彼女のことを信じていなかったのだ。雫の治療ができる医者を探すのを、彼は一度もやめたことがなかった。

彼は常に彼女をスペアとしてしか見ていなかった。

彼はまだ福江お婆さんに言い訳をしていた。

「彼女と一緒になることを承諾したのは、そもそも彼女が雫の病気を治せるからだ。彼女に対する感情なんて、あるわけない。たとえ彼女が身籠ったとしても、それは酒に酔った勢いの馬鹿げた産物にすぎない。俺が望んだことじゃない」

「水無月詩織と結婚しなくてもいい。でも、彼女のお腹にいる子供は必要なのよ!まさか、本当に一生孤独でいるつもり?」

福江良平は母親をじっと見つめた。

「いいや...

ログインして続きを読む