第354章 争い

マークスは心配そうに彼女を見つめた。

「俺はこっちで後追いを見ておく。お前はしばらくネットに触るな。嫌なコメントなんかで気分を乱されるな。いいな?」

千葉清美はうなずく。

「わかりました」

こんなこと、疑うまでもない。唐沢知子の仕業に決まっている。彼女は千葉清美を福江良平から完全に遠ざけたいのだ。

マークスは部屋へ戻り、パソコンを立ち上げる。偽の身分で闇サイトにログインした。

少し前、綸ちゃんが闇サイトの存在に気づいた。監視を察知した闇サイトは自壊の保護システムを起動し、痕跡を消した。

藪をつついて蛇を出す気はない。マークスは新しい身分をでっち上げ、別ルートの闇サイトへ入り直し...

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