第458章 鑑定結果

唐沢知子は彼の動きを見るなり、なぜか嬉しそうに笑い出した。その姿は、飴をもらった子どもみたいだった。

「良平、どうしたの? まさか私が死ぬのを見るのがつらいの? それとも、あなたの縄張りで死なれるのが嫌なだけ? 悪夢でも見るのが怖い?……違う、良平。私がここに立ってるのは、あなたを憎んでるからじゃない。憎んでないよ。あなたにはたくさん助けてもらった。今の私は唐沢グループ全部を手に入れた。でも、幸せじゃない。ここで転んだまま、もう立ち上がれないなら……いっそ来世で、ここから始めればいいって思ったの」

彼女はフェンスの上に腰を下ろし、空を仰いだ。

「良平、見て。鳥」

腕を伸ばして、空を指...

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