第478章 ハネムーン

福江良平は彼女を抱き寄せたまま外へ促した。「先に帰ろう。話は外に出てからだ」

車の中で、福江良平は千葉清美に告げた。雲田水介が、福江金昭を殺した罪をすべて自分ひとりで被ったのだと。

千葉清美は信じられない気持ちで首を振る。「あの人、あんなに欲深いのに……あ、ごめんなさい良平。悪く言うつもりじゃ……ただ、その……」

福江良平が遮った。「言いたいことは分かる。俺も同じ印象だった。俺たちの中じゃ、あいつは金のためなら何でもする、底なしの強欲な人間だった。目に映るのは金だけ。まさか、ここまでやるとは思わなかった」

千葉清美は声を落とす。「良平……あなたを守るため? あなたを自由にして、もう外...

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