第244章

坂東勝は水原拓真の言い草に、狐につままれたような顔をした。訳が分からないといった様子で相手を見据え、口を開く。

「水原社長、どういう意味ですか。この間の話し合い以来、俺はあんたの言う通り、クラブの運営だけを大人しくやってきたはずだ。あんたのシマには指一本触れちゃいない」

「それなのに、まだ何か不満があるっていうんですか? これだけ筋を通してもまだ疑うってなら、こっちだって黙っちゃいない。水原社長がその気なら、トコトン付き合いますよ」

以前の坂東勝なら、水原拓真のバックにいる勢力を恐れていただろう。だが今日、突然押しかけてきて因縁をつけられたことには、さすがに困惑を隠せなかった。

水原...

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