第371章

ガシャン、ガシャン、ガシャン!

部屋の中から、絶え間なく凄まじい破壊音が響き渡る。

水原拓真は檻に囚われた獣のように、血走った眼差しで部屋中の手当たり次第の物を叩き壊していた。

彼はバラバラに砕け散ったスマートフォンを拾い集め、もう一度組み立てようとするが……。

何もない。

何もない以上、心の奥底に縋り付いていた最後の一縷の望みも完全に断ち切られたのだ。

失望、悔恨、無力感、絶望。あらゆる複雑な感情が入り混じり、濁流となって彼を呑み込んでいく。

つまり、彼女は本当に自分を見捨てたのだ。

ドンッ! と、再び拳を壁に叩きつける。指の隙間から鮮血が滲み出し、ポタポタと床に滴り落ちた...

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