第395章

やがて夜が訪れた。

しかし、輝星はまったく眠気を感じていない様子だった。「パパ、ママ、かくれんぼしようよ。まだ全然眠くないんだ」

黒川綾が断ろうとした矢先、水原拓真が足早に近づいてきた。「いいよ、家族三人で一緒に遊ぼう」

綾はちらりと彼に視線を向けた。

拓真はいつの間にか、白いTシャツにダークカラーのスウェットパンツというラフな服装に着替えていた。

ただそこに静かに立っているだけなのに、彼の一挙手一投足からは隠しきれない気品が漂い、自然と目を奪われてしまう。

輝星は満面の笑みを浮かべた。「やったー! 三人で遊べる!」

彼は駆け寄って綾の首に両腕を回した。「ママ、弟か妹をもう一人...

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