第397章

出会いから、心を通わせ、愛し合うようになるまでの軌跡。

写真の中の女は小柄で愛らしく、男は長身で端正な顔立ちをしていた。

かつての二人は、これ以上ないほど幸せそうだった。

男が小さな彼女を見つめる眼差しは常に甘やかで、女は恥じらい、男の目を直視することすらできないでいる。

一枚、また一枚と写真をめくるたび、二人が歩んできた道程が鮮明に蘇る。

やがて、輝星は黒川綾の父親が飛び降りた瞬間の写真に行き当たった。

黒川綾が慌てて止めようとしたが、もう遅かった……

輝星は怯えて咄嗟に両目を手で覆った。

「怖いよ……」

黒川綾は彼をぎゅっと抱きしめ、優しくなだめた。

「なんでもないわ...

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