第506章

「あっ」

股間の巨躯が、容赦なく貫く。

黒川綾は堪えきれずに嬌声を漏らし、身を震わせ、手足の指をきつく丸め込んだ。

水原拓真はその細い腰を抱き寄せ、絶え間なく腰を打ち付ける。次第に速度を上げながら、彼は身を屈めて綾の赤い唇を激しく塞いだ。

強引な口づけが何度も落とされ、綾は肺から空気が搾り取られていくのを感じる。窒息しそうになったその瞬間、拓真はようやく唇を離した。

「すまない」

再び深く貫きながら、拓真のしゃがれた声が響く。

綾の目尻から一筋の涙が零れ落ちた。目を閉じ、歯の隙間から絶え間なく喘ぎ声を漏らしながらも、涙は堰を切ったように溢れ続ける。

二人は痛いほど分かっていた...

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