第579章

「おばさん、僕のママを知ってるの? ママはね、すっごく綺麗なんだ。目が大きくて、二重で、鼻筋も通ってて、それに肌だって真っ白だし。おばさんなんか足元にも及ばないよ」

「どうしてパパがおばさんなんかと一緒にいるわけ? ママよりブスだし、不細工だし、スタイルだって全然良くないのに……」

輝星はまるで機関銃のように、まくしたて続けた。

傍らにいた先生は目を輝かせた。これまでの人生を少し無駄に生きてきたような気がして、もっと人を罵倒する語彙を学んでおくべきだったと痛感したのだ。少なくとも、あの口うるさい老婆たちを相手にする時、もっと堂々と立ち向かえるように。

林田月香は輝星を見下ろした。

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