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【ツネオ】

煌めき?

この果てしない闇の中で、煌めくほどの輝きを放つものは何だ?

俺はそれに手を伸ばした。のしかかる重圧を押し返す。遠くで何かが蠢き始めた。光る眼が俺の動きを追い、シューッと音を立てるが、動こうとはしない。

俺は剣の柄を強く握り直し、微かな光へと一歩踏み出した。

近い。

もうすぐだ。手が溶け崩れていくのを感じながら、俺は手を伸ばした。そして、それを掴み取った。焦げ付くような熱さ。だが、まるで雷に打たれたような衝撃が走った。熱、そして光と炎が続き、眩い黄金の輝きとなって俺の体を包み込む。

『光の中で会おう』

「モーガン……」俺は瞬きした。「パイラ」

光が闇を切り裂き、重圧を押し...

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