CH256

ツネオ

「パーティー?」

彼女は笑った。「『協定』の終結と、私たちが生き延びたことを祝う宴がもうすぐ始まるの。度重なる邪魔が入ったけど、ようやく実現するわ」彼女は眉をいたずらっぽく動かし、おどけたような声色になった。「それに私たち、パーティーを楽しむ権利は十分にあると思わない?」

一瞬、俺はただ彼女を見つめ、その言葉を反芻した。俺たちは生き延びた。そうだろ? 今はそれだけで十分なはずだ。

俺も立ち上がり、強張った手足を伸ばした。「君の言う通りだ、俺たちにはその権利がある。それに」俺はにやりと笑って付け加えた。「一杯か二杯、酒をあおりたい気分だしな」

モーガンは静かに笑い声を上げ、その...

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