CH87

ハヤト

昼が夜へと変わり、夜はまた昼へと変わる。私はツネオを見守り続けたが、時は過ぎるごとに胸の痛みが増していくばかりだった。王宮の状況は私が庭園に戻ることを許さなかったが、それがせめてもの良い兆しであることを祈るしかなかった。

だが、あとどれだけの時間が残されているというのか?

鎮静剤の効果が切れ始めていた。シャン医師は今や一時間ごとに投与せねばならず、それすらも間もなく効かなくなりそうだった。ツネオはいずれ目覚めるだろう。だが私には、彼に与えるべき答えが何一つなかった。

寝不足で目が痛み、体は疲労で鉛のように重い。それでも、休むわけにはいかなかった。私は解決策を求めて思考を巡らせなが...

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