第205章 軍事基地の大量の物資

本当にただの水だったが、佐藤雅はすぐには警戒を解かず、銃を構えたまま、片手でペットボトルのキャップを捻って開けた。

渡辺千咲の空間には、このような水がたくさんストックされている。飲むのに便利で、いつでも取り出せるのが主な理由だ。

佐藤雅は恐る恐る一口飲み、喉が潤うのを感じた。

「水だ」

今、水は貴重品だ。特にこの場所では。それなのに、この少女はこともなげに貴重な水を二本もくれたのだ。

この一本の水のために、街では奪い合いが起きるだろう。一本の水のために命を落とした者がどれだけいることか。

水を手に入れたものの、佐藤雅は依然として警戒を緩めなかった。

佐藤雅の視線を見て、渡辺千咲...

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