第277章 基地を追い出され、決して許さない

その夜、渡辺千咲が中島暁にその件を話した。

「……」

彼女はまた一つ、中島暁に肩書きを増やしてあげた。

「人工骨格の研究開発者、それにジュエリーデザイナー?」

「うん!」

「わかった、好きにしろ」

「でも私、絵は描けないよ。その場で描けって言われたら、気まずいじゃない?」

「俺たちには空間があるじゃないか。それに、たくさんの助っ人もいる! 他の奴らは特殊能力が一つでも、俺たちには大勢いるんだからな」

「はいはい、私たちはみんなあなたのものです」中島暁の声は異常なほど甘かった。

これほど優しい声色に、少しあらぬことを考えてしまいそうになる。

初めて中島暁に会った時のことを思...

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