第41章 今度は免疫ができたでしょうね!

渡辺千咲は毎回、彼にたくさんの物を持ってきてくれた。彼への特別待遇だという。

「これは何だ、焼肉か?」鈴木由木はすでに涎を垂らしていた。

「食えよ!中島さんは美味いもんを何でも持ってる」高橋良介が落ち着いた様子で言った。

鈴木由木はごくりと唾を飲み込み、そのままビビンバを手に取ると口にかき込んだ。

鈴木由木は一気に三箱の弁当を平らげた。あまりにも長いこと飢えていたのだ。

腹が満たされると、口元を拭い、厳かに言った。「中島さん、これからはずっとあんたについて行きます!」

「今、基地にいる進化者は君を含めて六人だ。それと、あの子供が予備だな」

「進化者一人が先鋒小隊を一つ率いて、六...

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