第7章 こんな利点もあるのか!

渡辺千咲は小川舞との関係はまあまあで、同じ村の出身な上、同級生でもあるのだから、ブライズメイドを頼んでも問題ないだろうと考え、彼女も承諾してくれた。

「いいよ!」

最近は同級生の結婚式にはほとんど参加していなかった。今や同窓会はすっかり様変わりし、互いに張り合う場と化していたからだ。

仕事のことで張り合うか、そうでなければ彼氏や、その他のステータスで張り合うか。

そして、渡辺千咲はスマホを置くと、空間から晶珠を取り出し、それを握り潰して吸収し始めた。

全部で七つあったが、全て握り潰して吸収した。最初はあの匂いが好きではなかったが、今ではもう慣れてしまった。

吸収し終えると、少し目...

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