第260章

実験グループのオフィスに戻ると、室内は水を打ったような静寂に包まれていた。

空見灯は情け容赦なく、常習的にサボっていた者たちや、赤城凛を庇っていた者たちを解雇した。

残ったのは、真面目に学術に取り組み、心からこのプロジェクトに従事したいと願う者たちだけだ。

彼らの給与について、空見灯は新たな方針を告げた。

「皆さんの給与はこれまで、月ごとに一律で支給されていました。確かに研究職の基本給は低くありません。ですが、グループ全体の過失を鑑み、全員が教訓を得るべきだと判断しました。よって、一人当たりの月額基本給を従来の十分の一に変更します。残りの額は、毎月の任務進捗を達成した場合のみ、成果報...

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