第71章

四人が星芒メディアに戻ると、すでに契約書が用意されていた。

鏡京介は新しい契約書にサインをしたものの、まだ実感が湧かないのか、ぼんやりとした様子だ。

「灯さん、僕が利益の五割も貰えるって、マジですか?」

「嘘よ。夢でも見てるんじゃない」

空見灯は手を伸ばし、彼の方をむにゅっとつねった。

鏡京介は痛がって口を尖らせたが、すぐに感極まった様子で空見灯に抱きついた。

「灯さん! これでやっと灯さんに給料を払えます。もう二人でカップ麺をすする生活とはおさらばですよ。灯さん、僕たち、ついにお金持ちですね!」

彼は子供のように泣きじゃくり、息も絶え絶えだ。

彼を突き放そうとしていた空見灯...

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