第188章

「俺はまだ何もしていないのに、華月はもう感じているのか?」

 碧井天川にそう揶揄われ、藍原華月は恥じらいに顔を覆った。

「あなた、もう言わないで!」

 これ以上言われたら、恥ずかしさで穴があったら入りたいくらいだ。

 碧井天川のほうも、とうに限界を迎えていた。次の瞬間、彼は腰を屈めて彼女を抱き上げ、大股でベッドへと歩き出した。

「分かった、もう言わない。その代わり、実行に移させてもらうよ……」

 彼は意味深に語尾を伸ばした。華月は羞恥に耐えきれず、彼の胸に顔を埋める。

 結婚して長い月日が経つというのに、彼と肌を重ねるたび、高鳴る鼓動を抑えることができない。

 柔らかいベッド...

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