第201章

志岐律は眉をひそめた。

「俺、何か間違ったこと言ったか?」

 御堂峻は志岐律の問いかけに、頭をかきながら答える。

「たぶん合ってるんじゃないか? 俺、女のことはよく分かんねーし」

 二条颯は碧井天川の肩をポンと叩いた。

「律の言うことなんて気にするなよ。子供を産まないからって、愛してないとは限らないだろ。何か彼女なりの考えがあるのかもしれないし」

 もっとも、彼自身も志岐律の意見が正論だとは思っていた。女が本気で男を愛しているなら、その男の子供を産みたいと思うはずだ、と。

「それにしても、お前がそんなこと聞くなんて珍しいな。まさか、あのかわいい奥さんに子作りを拒否されたとか?」...

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