第41章 古い友人

古澤礼子は私の大学の同級生で、かつては鈴木美矢の親友でもあった。

彼女は極めて妖艶な釣り目と、すっと通った鼻筋、チェリーのような小さな唇、完璧な卵型の顔立ち、そして凝った脂のように白い肌を持ち、背が高くもありながら曲線美に恵まれていた。

特に彼女の腰まで届く長い黒髪は、漆黒で艶やかだった。

初めて古澤礼子に会った時のことをまだ覚えている。彼女が振り向いた時、ふわりと揺れる長い髪が私の頬を撫でて、あのくすぐったい感覚が。

「礼子、生きていたの?」

古澤礼子との再会のこの瞬間は、ここ数日で最も嬉しい時間だった。

「まさかあなたに会えるなんて!」

古澤礼子は私の胸に飛び込んできて、両...

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