第47章 潜入捜査

千葉弘也の計画を聞き終えると、木川武は光る頭をなでながら、細めた目で計画の実現性を吟味し始めた。

木川武は千葉弘也たちのリーダーだが、元々はただのボディーガードに過ぎなかった。

しかしこの原生林では、地位の高さは富や権力では決まらない。

誰の拳が強いか、それだけが重要だった。

木川武は今の状況を心から楽しんでいた。特に以前なら振り向いてもくれなかった美女たちを征服する時は格別だった。

「話としては悪くないな。だが失敗したら、西村晴馬や古川陽の連中を完全に敵に回すことになるぞ!」

木川武は実のところ、古川陽の避難所にいる美女たちに目を付けて久しかったが、古川陽の戦闘力をひどく恐れて...

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