第5章
「暇なら友達を連れておいでよ。ここはすごく楽しいから」
LINEでそうメッセージを送る時、指が一瞬止まり、それから送信ボタンをタップした。
田中恵子からの返信は、ほとんど即座に届いた。
「遥君って本当に優しいね〜。私、親友が二人いるんだけど、彼女たちも遥君に会いたがってるの。一緒に行ってもいいかな?」
私は冷笑を浮かべた。計画は予想以上に順調に進んでいる。
「もちろん。多い方がいい」
そう返信すると、希の方を向いて言った。
「日本の女の子三人を迎える準備をしてくれ」
希は眉をひそめた。
「文娯部に手土産でも渡すつもりか? フォさんも喜ぶだろうな」
私はテーブル...
ログインして続きを読む
チャプター
1. 第1章
2. 第2章
3. 第3章
4. 第4章
5. 第5章
6. 第6章
7. 第7章
8. 第8章
縮小
拡大
