第27章 反撃

その視線が言いたいことは、あまりにも分かりやすかった。

池田暁月は、少しだけ可笑しくなる。

本当の品は、見よう見まねで身につくものじゃない。

本当の才能は、名門の家柄が授けてくれるものでもない。

周防未敏は何人かの作品を続けて講評した。褒めることもあれば、容赦なく指摘することもある。

褒められた者はぱっと顔を輝かせ、叩かれた者は肩を落とす。

そして、周防未敏の視線が池田暁月へ落ちた。

「転入生が来たんだし、あなたも今までの作品を見せてくれる? どのくらいのレベルか、見ておきたいの」

教室中の視線が、一斉に池田暁月へ集まる。

一瞬、しんと静まり返った、その次に。

須藤怜の声...

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