第226章 あなたと距離を保ちたい

秘書室長自らが高橋美桜に美味しいものを?

秘書室長は丁寧な笑みを高橋美桜に向けた。

「社長が、朝食を召し上がっていないと。こちらは、社長がわざわざ近くのレストラン『カイザー』からお取り寄せになった朝食です。お口に合うかどうか、どうぞ」

レストラン『カイザー』ですって!

フルーツのデザート一皿でさえ288もする贅沢品を、まさか高橋美桜に食べさせるなんて!

しかも、社長自らのご命令で!

なんてこと。この高橋美桜は停職一日で、待遇がここまで跳ね上がるなんて!

もともと高橋美桜を少し嘲笑ってやろうと思っていた数人は沈黙し、遠くから見つめるだけだった。表向きは何も言わないが、嫉妬しているのは...

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