第311章 俺の女に手を出すとは?

腹いせの道具?

どうやら藤崎蓮が自分に感情を抱くことなどあり得ないらしい。

高橋美桜は自嘲気味に呟くと、それ以上は口を開かなかった。

会社に着くと、藤崎蓮は会議室で会議に出ていた。高橋美桜は手元の企画書を手に、冷笑を浮かべる。

藤崎蓮、あなたが私にした仕打ち、そっくりそのまま返させてもらうわ。

鈴木仁の連絡先を開き、高橋美桜は屋上へ上がって電話をかけた。「帝国グループの機密情報が欲しいんでしょう? あげるわ」

「本当か?」鈴木仁は思いがけない幸運に驚いた。

高橋美桜は言った。「一千万欲しい」

「交渉成立だ」鈴木仁は喜び勇んで高橋美桜に一千万を振り込んだ。

高橋美桜は手の中の企...

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