第20章:おかしな田中威

俺は任務を割り振る。田中威は洞窟の隅に立ち、怨毒に満ちた眼差しでこちらを見ている。そんな俺は、三人の女に囲まれていた。

鈴木清は崇拝と優しさが入り混じった眼で俺を見つめている。東山美咲という女でさえ、昨日から俺に対する態度が非常に良くなった。俺を見る時の視線は相変わらず氷のように冷たいが、そこにはもう以前のような、あからさまな拒絶の感情はなかった。

中村京子に至っては、昨夜、あのデカい尻を揺らしながら、俺に抱いてくれとせがんだばかりだ。さすがにこの場ではそれを表に出す勇気はないようだが、俺の前に立つと、いつもふとした瞬間に淫らな仕草を見せる。

俺が彼女を見ると、わざと舌を出して自分...

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